はじめに
「休日なのに疲れが取れない」「月曜日の朝が憂鬱でたまらない」——こんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
実は、月曜日の仕事のパフォーマンスは「休日の過ごし方」でほぼ決まります。どれだけ長く寝ても、どれだけ横になっていても、心から休めていなければ、月曜日の朝に「また疲れた状態」でスタートすることになります。
27年間の会社員生活で、私は「上手な休日の過ごし方」を試行錯誤してきました。この記事では、本当に疲れが取れる「最高のリセット法」をお伝えします。
「休んでいるのに疲れる」理由
休日に疲れが取れない原因は主に3つあります。
原因①:スマホを見続けている
SNS・ニュース・動画——スマホを見ている間、脳は休んでいません。情報を処理し続けている状態は、仕事中と変わらない脳への負荷がかかっています。
「休日にスマホをいじっていた」という人の多くが「なんか疲れた」と感じるのは、このためです。
原因②:仕事のことを考え続けている
体は休んでいても、頭の中で「月曜日のあの件はどうしよう」「先週のミスが気になる」と仕事のことを考え続けていると、脳は休めません。
「心理的なオフ」ができていないことが、休日の疲労感の大きな原因です。
原因③:「何もしない」だけでは休めない
「休日は何もしないで家でゴロゴロしよう」という過ごし方は、想像より休めないことが多いです。
人間の脳は、適度な刺激と達成感があることで活性化します。「何もしない」状態が続くと、むしろ倦怠感が増すことがあります。
本当に休める「4つのリセット法」
リセット法①:「デジタルデトックス」の時間を作る
休日の午前中だけでも、スマホをしまう習慣をつけることをお勧めします。
最初は「何か見落としていたらどうしよう」という不安があります。しかし実際にやってみると、ほとんどの場合「何も緊急のことはなかった」ということに気づきます。
私が実践しているのは「土曜日の午前中はスマホをしまう」ことです。この3〜4時間のデジタルデトックスで、頭の中がすっきりする感覚があります。
リセット法②:「体を動かす」ことを習慣にする
激しい運動でなくていい。30分のウォーキングだけでも、体と心のリセット効果は大きいです。
体を動かすことでセロトニン(幸福感をもたらす神経伝達物質)が分泌されます。気持ちが前向きになり、週明けへの憂鬱感が和らぎます。
私は週末の朝、近所を30分歩くことを習慣にしています。長崎の坂道を登りながら、港の景色を眺める時間が、一週間の疲れをリセットしてくれます。
リセット法③:「好きなことに没頭する」時間を作る
仕事とは全く関係のないことに、完全に没頭する時間を作ることが、最高の休息になります。
読書・料理・散歩・グルメ探索——何でも構いません。「好きなことをしている」という感覚が、脳をリフレッシュしてくれます。
大切なのは「完全に集中すること」です。ながらでやっていては、リセット効果が半減します。
リセット法④:「翌週の準備」を10分だけする
日曜日の夜に、翌週の予定を10分だけ確認します。
「何があるかわからない」という漠然とした不安が、日曜の夜の憂鬱感を生んでいることがあります。来週の予定を把握しておくだけで、この不安が解消されます。
10分で十分です。それ以上やると、かえって仕事モードに引き戻されます。
「月曜日が怖い」という感覚の正体
「月曜日の朝が憂鬱」という感覚は、多くの働く人が経験しています。この感覚の正体を理解することで、対処が楽になります。
月曜日の憂鬱感の多くは「未完了のタスクへの不安」と「休日に十分にリセットできていない疲れ」の組み合わせです。
未完了のタスクへの不安は、前述の「翌週の準備を10分する」で対処できます。疲れは、今回お伝えしたリセット法で対処できます。
この2つに対処するだけで、月曜日の朝の感覚が大きく変わります。
「休むこと」は仕事の一部
最後に、最も大切な考え方をお伝えします。
「休むことは怠けだ」という思い込みを手放してください。
トップアスリートが練習と同じくらい「回復」に時間をかけるように、長く高いパフォーマンスを発揮し続けるためには、適切な休息が必須です。
休日を充実させることは、翌週の仕事への最大の投資です。「上手に休む」という技術を磨くことが、長く健やかに働き続けるための重要なスキルのひとつだと、27年間の経験から確信しています。
まとめ
「休日の過ごし方」が仕事のパフォーマンスを決める理由と、最高のリセット法をまとめます。
「休んでいるのに疲れる」3つの原因
- スマホを見続けている(脳が休めていない)
- 仕事のことを考え続けている(心理的なオフができていない)
- 「何もしない」だけでは休めない(適度な刺激と達成感が必要)
本当に休める4つのリセット法
- デジタルデトックスの時間を作る(土曜午前はスマホをしまう)
- 体を動かす習慣をつける(30分のウォーキングだけでも効果大)
- 好きなことに没頭する時間を作る(完全に集中することが大切)
- 翌週の準備を10分だけする(漠然とした不安を解消する)
上手に休むことは、上手に働くことと同じくらい重要です。今週末から、一つだけ試してみてください。
